古紙利用率目標は、数度にわたって改定され、直近では、2016年に「2020年度までに古紙利用率65%の目標達成に努める」という目標が策定されました。
2020年度の古紙利用率は67%台となり、目標を達成することができましたが、この背景には、新型コロナウイルス感染拡大が大きく影響しています。新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気低迷により、紙・板紙の需要が減少しました。そのなかでも、古紙利用率の高い板紙に比べ、木材パルプを主原料とする印刷・情報用紙を中心とする紙の減少幅が大きく、結果として古紙利用率は65%を上回りました。
日本は、古紙の回収システムが整備されており、利用率・回収率は世界でもトップクラスにある。と位置づけられています。